ル・グラン大塚台 大規模改修工事
建物概要
マンション名 |
ル・グラン大塚台 |
構造・規模 |
鉄筋コンクリート造り 地上11階建て |
建物竣工 |
平成7年2月 |
総戸数 |
87戸 |
工事概要
工事期間 |
平成18年7月29日〜12月22日 |
工事内容 |
躯体補修(ひび割れ、鉄筋露出、浮き等)
外壁タイル面洗浄(全面酸洗い)
タイル浮き部の部分貼り替え及びエポキシ樹脂注入
外壁塗装面及び上げ裏塗装面改修
コンクリート打ち継ぎ部分及びサッシ廻りシーリング打ち替え
アプローチタイルの部分貼り替え
バルコニー・共用通路・階段床面の防水機能と仕上げのグレードアップ |
住民の総意を基に成し遂げた大規模改修工事
管理組合で大規模改修工事について協議し始めたのは平成15年頃からです。 その当時、屋上の劣化が予想以上に進行していることがわかり、防水工事と鉄部等の塗装工事を管理会社に頼らず管理組合主導で同時に行っています。
その後、マンション修繕工事の大変さを痛感した教訓から、大規模改修工事は早めに準備に取り掛かろうと思いました。一般的にマンションの大規模改修工事は計画を立ててから工事完了まで、2年から3年の期間を必要とし、理事会と修繕委員会が進めなければまとまりません。
マンションの大規模修繕工事は、予防保全のために実施するものだと言われています。 今後、30年・50年と長く住み続けるためには、計画的な修繕工事が欠かせません。 ル・グラン大塚台は、築12年目に当たる平成18年7月に大規模改修工事が始まり、その年の12月に無事終わりました。 初めて実施した大規模改修工事が無事に終えたのも、ひとえに管理組合皆様方のご理解と工事に携わった関係者のご協力のおかげです。
大規模改修工事の目的
1.建物の寿命を延ばすこと
2.危険箇所を改良すること
3.住みやすくするための改良・改善を実施すること
4.資産価値を向上させること
大規模改修工事を実施する中での問題点
1.住みながらの工事であること
2.洗濯物干しが制限される
3.騒音やホコリが発生すること
4.バルコニーに置いてある物を移動・撤去すること
管理組合主体方式の大規模改修工事
材料メーカーの説明会 |
塗料のテスト施工 |
工事関係者の勉強会 |
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大規模改修工事の準備から完了に至るまでの流れ
1.大規模改修工事の目的と必要性を理事会で協議する
2.大規模改修工事を実施するための組織づくりとコンサルタントの選定
3.マンションの建物・附属設備等の劣化状況を把握するために劣化診断を実施
4.理事会・修繕委員会の中で工事範囲・実施時期の検討
5.塗料・防水材メーカーのヒアリング(聞き取り)実施した後、材料と仕様を決定
6.県内外のマンション大規模改修工事の実績のある施工会社に見積り依頼
7.施工会社を内定した後、総会決議
8.工事の発注と住民説明会(工事内容の説明と協力依頼)
9.工事着工・工程会議(追加工事等の検討)・工事完成検査
10.竣工図書(工事資料)の引渡し・保証期間内の定期点検(1年・3年・5年)
防水改修工事
外壁改修工事
塗装改修工事
各種改良工事